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【都会散歩】新宿をまるごと満喫!自然と街の魅力をめぐる半日さんぽコース(約3〜5時間)

新宿をまるごと楽しむ! 自然と都会を楽しむ半日さんぽコース(約3〜5時間)

新宿駅を起点に、自然・歴史・グルメ・ショッピングを楽しむ半日散歩コースをご紹介。思い出横丁や東京都庁展望室、新宿御苑など、都会と癒しが共存する新宿の魅力を満喫できます。

高層ビルがそびえる近未来的な街並みと、昭和レトロな路地裏、そして静かな緑のオアシス——そんな新宿の多面性を感じられるのがこのルートの魅力。

週末に訪れるなら、午前中の早めの時間帯にスタートするのがおすすめです。人混みを避けながら、カフェでひと休みしたり、おしゃれなショップをのぞいたりと、ゆったりとした気分で歩けます。

コース概要

  • 合計距離:徒歩距離約約5.5km、徒歩移動:約1時間30分(※観光しながらゆっくり歩く場合は半日程度を見てください)
  • スタート/ゴール:JR新宿駅周辺(西口スタート→東口方面ゴール)
  • 主な立ち寄りスポット:思い出横丁(レトロな飲食横丁)、東京都庁展望室(無料展望台)、新宿中央公園(都会のオアシス)、十二社熊野神社(歴史ある神社)、SHUKNOVA(休憩スポット)、花園神社(新宿総鎮守の神社)、ゴールデン街(戦後の飲み屋街)、新宿御苑(四季折々の庭園)など。各スポットで自然・歴史・グルメ・ショッピングの要素がバランスよく楽しめます。

散歩コース

  • スタート! 新宿西口
    • 戦後の雰囲気を残すレトロ横丁。昼は静かに路地散歩を。
    • 次の場所までの移動時間 約10分
    • 約0.2km
  • 思い出横丁
    • 無料展望台(地上202m)から富士山やスカイツリーを一望。開館直後が狙い目。
    • 移動時間 約15分
    • 約1.2km
  • 東京都庁展望室
    • 緑豊かな公園と新宿総鎮守・熊野神社。静かな木陰が心地よい。
    • 移動時間 約5分
    • 約0.4km
  • 新宿中央公園&熊野神社
    • 公園北側のテラスでスタバやパンケーキ休憩。週末マルシェも開催。
    • 移動時間 約2分
    • 約0.1km
  • SHUKNOVA(休憩)
    • 江戸初期創建の新宿総鎮守。酉の市や芸能信仰でも有名。
    • 移動時間 約25分
    • 約1.7km
  • 花園神社
    • 木造長屋が並ぶ昭和の飲み屋街。昼は静かに路地探訪を。
    • 移動時間 約3分
    • 約0.2km
  • ゴールデン街
    • 四季の花と広大な芝生の庭園。最後に自然の中でのんびり。
    • 移動時間 約10分
    • 約0.7km
  • 新宿御苑
    • カフェやデパ地下グルメも楽しめるエリアで締めくくり。
    • 約15分
    • 約1.0km
  • 新宿駅 東口

新宿をまるごと満喫! 自然と街の癒やしをめぐる半日さんぽガイド

新宿西口 スタート

今回の散歩は新宿駅西口からスタートします!
ただし、西口は出口が多く、少しわかりにくい場所です。
目印としては、ビックカメラのある方面が西口になります。

もし不安な場合は、駅に着いた時点でGoogleマップで「思い出横丁」を目的地に設定してみてください。
スムーズに最初のスポットまで向かうことができます。

思い出横丁(約10分)

思い出横丁:昭和レトロが息づく路地へ

新宿駅西口を出発し、まずは昭和の面影を残す「思い出横丁」へ向かいましょう。
焼き鳥の香ばしい匂いや、赤ちょうちんの灯りが並ぶ細い路地は、どこか懐かしくてフォトジェニック。
昼間に歩くと、夜とはまた違う静かな表情を楽しめます。
夜になると、地元の会社員や観光客でにぎわい、レトロな飲み屋街として一気に活気づきます。

朝〜昼は営業していない店も多いため、昼間は雰囲気を味わいながらの散歩がおすすめ。
現金支払いの店も多いという情報があるので、電子マネーとかだけだと困る可能性あり。
細い通路なので、人が多いと歩きづらくなるかも。ゆったり歩くなら早めの時間帯・週末の昼過ぎあたりがオススメ。

東京都庁展望室(約30分)

東京都庁展望室:地上202mから東京を一望

西新宿の高層ビル群を目指して徒歩約15分。
新宿副都心のシンボルでもある東京都庁第一本庁舎に到着です。

45階にある無料展望室は、地上202mから東京の街を360度見渡せる人気スポット。
晴れた日には富士山まで望むことができ、都心のパノラマビューを存分に楽しめます。

展望室内には売店やカフェもあり、絶景を眺めながら東京限定グッズをチェックしたり、コーヒー片手にひと休みするのもおすすめ。(※2022年10月に営業再開)

混雑回避のポイント
開館直後の午前9時30分ごろに訪れるのがベスト。
昼前後になるとエレベーター待ちの列ができることもあるので、午前中の早めの時間帯がおすすめです。

新宿中央公園&十二社熊野神社(約20~30分)

新宿中央公園

新宿中央公園&熊野神社:高層ビルの中の癒し空間

東京都庁から徒歩すぐの場所にある新宿中央公園へ移動します。
ここは新宿区内で最大の広さを誇る区立公園で、高層ビルに囲まれた「都会のオアシス」として親しまれています。

園内には緑豊かな芝生広場や遊歩道が整備され、週末でも比較的ゆったりと過ごせる穴場のリラックススポット。
ベンチで休憩したり、テイクアウトコーヒーを片手に散歩するのもおすすめです。

公園の一角には、新宿の総鎮守として知られる十二社(じゅうにそう)熊野神社があります。
創建は室町時代の応永年間(1394〜1428年)と伝わり、江戸時代には滝や池を有する景勝地として賑わいました。
歌川広重の浮世絵にも描かれ、八代将軍・徳川吉宗が鷹狩りの際に立ち寄ったともいわれる由緒ある神社です。

高層ビル街の中とは思えないほど静かな境内で、都会の喧騒を忘れて心を整えてみましょう。

📝 メモ
熊野神社は商売繁盛・厄除けのご利益で知られています。
毎年9月の例大祭では、神輿が高層ビル街を練り歩くという新宿らしい光景も見ることができます。

SHUKNOVAでカフェ休憩(約20分)

公園の散策を終えたら、公園北側にある複合施設 SHUKNOVA(シュクノバ) でひと休みしましょう。
2020年にオープンした新スポットで、緑を感じながらゆったり過ごせる人気の休憩エリアです。

1階にはおなじみのスターバックスがあり、本格コーヒーをテイクアウトしてテラスでのんびりするのもおすすめ。
また、併設のレストラン 「むさしの森ダイナー」 では、名物のふわとろパンケーキが楽しめます。

週末にはキッチンカーやマルシェが出店することもあり、散歩の途中で軽く腹ごしらえするのにぴったり。
施設内の屋外テラス席は誰でも自由に利用でき、音楽を聴きながらコーヒー片手にくつろげる開放的な空間です。

☕ 豆知識
「SHUKNOVA」という名前は、「宿場町の再生(SHUKUBA REBORN)」というコンセプトから生まれました。
かつて江戸時代に内藤新宿が人々で賑わった宿場町だったように、現代でも“人が集い、交流する場所”として新たに生まれ変わった施設です。

花園神社(約15分)

休憩を終えたら、西新宿エリアを後にして再び新宿駅方面へ戻り、東口エリアへ向かいましょう。
徒歩で約20〜25分ほど(※混雑時は都営大江戸線で都庁前駅→新宿西口駅経由も可)で到着します。

新宿三丁目エリアにある花園神社は、江戸開府以前からこの地に鎮座する新宿の総鎮守。
創建の年代ははっきりしていませんが、1590年以前にはすでに存在していたとされ、徳川家康の江戸入り以前から地域の信仰を集めてきた古社です。

江戸時代初期に現在の場所へ遷座して以来、新宿の街の発展を見守り続けてきました。
境内には商売繁盛の神様・稲荷神が祀られており、毎年11月の「酉の市(おとりさま)」では縁起熊手市が開かれ、多くの参拝客で賑わいます。

また、芸能の神様としても知られ、かつては歌舞伎役者や芸人たちの信仰を集めていました。
境内には芝居小屋の名残を伝える碑も残り、新宿のエンターテインメント文化の原点を感じられる場所でもあります。

都会の真ん中とは思えないほど静かで厳かな空気が漂う花園神社。
旅の安全と、日々の商売繁盛を祈りながら参拝してみてください。

🗓 週末情報
週末には境内でフリーマーケットやイベントが開かれることも。
人出が多い時間帯でも、お参りの列は比較的スムーズに進むため、気軽に立ち寄れます。

ゴールデン街(散策約10分)

新宿ゴールデン街:昭和の香り漂う路地裏へ

花園神社の東隣に広がる新宿ゴールデン街を歩いてみましょう。
ここは戦後の闇市から生まれた飲み屋街で、100軒以上の小さなバーやスナックが、わずか数メートル幅の路地にぎっしり並ぶディープなエリアです。

昼間は多くの店が閉まっており、人通りも少なめ。
その分、木造長屋が連なるノスタルジックな路地を、ゆっくり散策できます。
まるで昭和の時代にタイムスリップしたような独特の雰囲気で、思わず「ここが新宿?」と感じるほど。

夜になるとネオンが灯り、雰囲気は一転。
地元客や観光客でにぎわい、まさに“新宿・不夜城”らしい表情を見せます。
昼と夜で全く違う顔を持つ街――そのギャップを想像しながら、小路をのぞいてみてください。

⚠️ 注意
夜間は一見さんお断りのバーもあるため、初めて訪れる場合は無理にお店へ入らず、外観見物にとどめるかガイド付きツアーの利用がおすすめです。
また、昼間の散策では写真撮影は控えめにし、静かな雰囲気を大切に楽しみましょう。

新宿御苑(約45〜60分)

散歩の締めくくりは、新宿御苑でゆったりと自然を満喫しましょう。
ゴールデン街から南へ徒歩約10分、新宿一丁目方面へ進むと新宿門に到着します。

広大な敷地を誇る新宿御苑は、約1万本の木々が生い茂る国民公園。
都会の真ん中とは思えないほど静かで、豊かな緑に包まれた癒しの空間が広がります。

園内には、日本庭園・フランス式整形庭園・イギリス風景式庭園の3つの様式が調和しており、四季折々の花々を楽しむことができます。
春は約1000本の桜が咲き誇るお花見の名所として知られ、夏は深い緑、秋は紅葉、冬は静寂に包まれた枯れ景色と、一年を通して異なる表情を見せてくれます。

特に園内中央の日本庭園エリアでは、池に映る高層ビル群と季節の花木が織りなす風景が見事。
週末の午後は入園者が増える傾向にありますが、園内が広いため、少し離れた芝生エリアへ行けばのんびりと過ごせます。
ベンチに腰を下ろして、半日歩いた旅の終わりに自然の静けさに身を委ねる時間を楽しみましょう。

📝 メモ
新宿御苑の土地はもともと、江戸時代に信州高遠藩主・内藤家の下屋敷があった場所。
明治時代には皇室庭園として整備され、戦後に一般開放されました。
園内には当時の面影を残す旧洋館や温室もあり、時間に余裕があれば立ち寄るのもおすすめです。

ショッピング(おまけ:新宿三丁目周辺)

散歩コースのゴールは、再び新宿駅周辺へ。
時間に余裕があれば、最後にショッピングも楽しんでみましょう。

新宿三丁目エリアには、伊勢丹新宿店や丸井(マルイ)をはじめ、本屋・古着店・雑貨ショップなど、個性豊かな店が立ち並びます。
一方、西口側には小田急百貨店や京王百貨店、南口側には高島屋タイムズスクエア、そして若者に人気のルミネエストなど、ファッションビルや大型デパートが勢ぞろい。
まさに“買い物天国・新宿”らしい華やかなエリアです。

また、デパ地下グルメも見逃せません。
たとえば京王百貨店の地下食品売り場は、夕方になると惣菜を求める地元客でごった返すほどの人気。
おみやげ選びにもぴったりです。

歩き疲れたら、デパート上階のレストラン街でひと休みするのもおすすめ。
散策の締めくくりに、お気に入りの一品や思い出の品を見つけてみてください。

まとめ

おわりに:半日で感じる「東京の縮図」・新宿の魅力

新宿はしばしば、「東京の縮図」と呼ばれます。
高層ビルが立ち並ぶ都会的な景観、昭和レトロな路地裏、緑あふれる公園や庭園、そして最新のショッピングエリア——。
ほんの半日歩くだけでも、その多彩な表情と奥深い魅力を存分に味わうことができます。

ぜひ週末は、今回のコースを参考に新宿の街をゆったりと散策してみてください。
喧騒の中にも静けさがあり、歴史の中にも新しさがある——そんな新宿ならではの魅力を、五感で感じられるはずです。

各スポットを巡りながら、あなた自身の「お気に入りの新宿」を見つけてみてください。
きっと素敵な週末のお散歩になりますように。😊

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