
秩父にある強力なパワースポット『三峯神社』に行ってきた
ある日、自然がある場所に行きたくなり旅行先を探していました。その結果、山の上にある神社を発見。「三峯神社」という有名な神社で、宿泊施設「興雲閣」に泊まれるということ。神社の宿に泊まれるというのも魅力です。というわけで行ってきました
三峯神社ってどんな神社?
- 奥秩父の山深くに鎮座。修験道の聖地で、標高1,100mにある神社
- 神社直営の「興雲閣」に日帰り温泉と宿泊あり。素泊まり7,000円前後。安い!
- 気圧差で頭痛になる参拝者も。味噌カツと秩父銘菓かりんとうが人気。
- オオカミが使い神の神社としても有名
- 日本に7つしかない「三ツ鳥居」がある。「白い氣守り」が人気
三峯神社はなんでも、とても人気のあるパワースポットだそうです。三峰山の標高1,101mにあります。
昔から修験道が盛んで、修行中の宮本武蔵が二刀流を開眼した言い伝えもあります。
また、この神社の守護神は白い狼で狛犬の代わりにオオカミの像が勃っています。狼が守護神の神社はとても珍しいです。
また、ここで売っている「白い氣守り」が人気だそうです。
なんでもフィギュアスケート選手の浅田真央さんが「白い氣守り」をプレゼントされ、その後スケートで大活躍したそうです。また芸人のバイきんぐさんが参拝したあとにキングオブコントで優勝した話など、いろいろな良い影響があるのだとか。
そんな「白い氣守り」でしたが人気が集まりすぎて大渋滞が発生。そのため2018年5月で頒布は休止となっています。
三峯神社への旅行レポート
というわけで、神社直営の宿坊「興雲閣」に泊まることを決めて旅してきました。道のりはこんな感じです。特急とバスって感じです。 まずは池袋→西武秩父駅を目指します。
特急レッドアロー号→西武秩父駅
ギリギリで駅につき鉄道に乗りました。ビールも買ってくつろいでいたところ、突然「この電車は途中から逆向きの進行になります」との車内放送が。逆向きで進行? なんだそれ?と思っていると、突然今までの進行方向とは逆に進みはじめます。
車がバックするような形で逆方向に進み始めました。皆さん知ってましたか? 秩父行きのレッドアロー号は、途中から進行方向と逆に走り出すんです。方向が逆になるだけでしたが、めちゃくちゃ車酔いしてしまいました…。帰りもこうなるので、乗り物酔いに弱い方は覚悟したほうがいいです。
というわけで、乗り物酔いに耐えつつ、秩父への旅はスタートしました。
池袋→西武秩父駅に到着


そんなこんなで、秩父駅につきました。西武秩父駅まで1時間20分ぐらいです。ちょっと乗り物酔いはしていますが、気分は爽快です。改札の横にはお土産屋と、スーパー銭湯が一緒になっている施設がありました。時間を潰すのには困らなそうです。帰りがけに時間があれば寄ろうと思います。 駅前で三峰神社行きのバスを待ちます。

三峯神社に到着


なんだかんだあって、三峰神社前につきました! いい景色ですね。空気も澄んでいます。冬に来たので枯れ木ばかりでした。シャクナゲの名所でもあるのでその季節に来ても楽しめたかもしれません。
三ツ鳥居
三峯神社には日本に7つしかない珍しい形の鳥居があります。下の写真がその「三ツ鳥居」です。鳥居を三つ組み合わせたた不思議な形をしています。 また狛犬は犬ではなくオオカミです。先ほども紹介したとおり、三峰神社の信仰の対象はオオカミ、そのため狛犬はすべてオオカミです。
オオカミは「大神」とも書き、動物界では一番徳の高い遣いとして知られています。古くから霊に憑りつかれた人のことを「狐憑き」といいますが、その憑き物(狐)を追い払ってくれるのがオオカミだったとのこと。


坂を歩いていきます。山の上なので清々しい空気です! これをもとめて来た!という感じですね。

ここまで来る間に、何件か食事所がありました。山の上なのにすごいですね。
わらじ味噌カツやかりんとう、そのほか味噌団子や甘酒が売っていていい匂いがします。 素泊まりの人もいると思いますが昼に食べるところは困りません。夜になるまでには夕食もどうにかしておきましょう。宿坊にはレストランもあります。
三峯神社 山門


山門が見えてきました。ここでも狛犬はオオカミです。
この山門をくぐり、階段を登った場所に三峯神社はあります。標高が高いということもあり、とてもすが清々しい空気でした。やはりけっこう観光客の方がおり、お参りするのにも並ぶ状態でした。この神社から少し歩いた場所に宿泊地「興雲閣」があります。
というわけで! 僕は山登りが主な目的だったりするので、さっそく脇道から山道を歩きました。
三峰山散策
というわけでこれはビジターセンターにあった地図です。こんな感じで、三峯神社の周りを歩けます。


それでですね。ちょっとコレを見てください。これは三峯神社にあるパンフレットです。三峯神社の奥社まで「神社からゆっくり登って1時間30分ほど。ここは展望バツグン!」と書かれています。
しかし結論から言うと、こんなポップなノリで行ける場所ではありませんでした。途中の登山道では死亡事故も起きています。このパンフレットを見て奥社へ行きたいと思い、巫女さんに「奥宮にはどこから行けますか?」と聞きました。
すると巫女さんは困った様子で後ろの神主さんを呼びます。神主さんは「奥宮には登山装備でないと行けません。特に冬は雪に閉ざされてしまい危険です」と言います。神主さんは「駐車場の裏から道がありますが、険しい登山になりますので危険です」と言われました。
残念に思いながらも、とりあえず見てみるか…と見に行きました。駐車場からの道はとてもうららかな森で来てよかったなと思いました。なぜか写真は一枚もとってませんが…。
途中までは、散歩にも丁度いいハイキングコースでした。途中に小屋のようなものがあり、そこには「登山をするためには名前を書いて届け出てください」とのこと。また「この先で事故にあっても自己責任です」という紙にサインをするよう書かれていました。どうやら、この登山道では死亡事故も起きたらしく、それも去年や一昨年に起きているようです。ほとんどが滑落事故ですね。
たしかに道は奥に行くほど険しくなっています。片側が崖にななっていて、これは確かに雪のない夏場でもかなり危険です。これを通って奥社へ行くのは登山経験者にとっても危険な場所でしょう。
というわけで奥社に行くのはかなりハードルが高いです。パンフレットも、「滑落事故が落ちて人が亡くなっています」ぐらいは書いたほうがいいなと思いました。
三峰山での昼食
というわけで引き返しました。三峯神社正参道にて、名物「わらじカツ丼」をいただきました。美味しかったです。他にも味噌団子なんかを売っています。

山頂からの景色。とてもいい景色です。

宿泊所 興雲閣
そんなこんなで、あっという間に夜になりました。興雲閣はこんな場所です。

とても広いです。僕は素泊まりでしたので値段もお安かったです。たしか6,000円以下だったと思います。これにご飯がつけばあともうちょいします。小さいながら大浴場もありました。
三峯神社 2日目
さて2日目です。夜明け前に宿を抜け出しまして、山頂で朝日を拝みました。きれいでした。見ていたら犬をつれた方が歩いてきておそらく不審者だと思われました。


冬ですが、ヤドリギのようなもので緑な木がありました。というわけで、ぶらぶらと散歩をしたあとに、秩父から東京へ帰りました。

まとめ
いかがでしたでしょうか。僕はお守りやお祓いよりも、山を散策したかったのでちょっとその辺のレポは足りないと思います。三峰神社では、厄払いもやっていますし、お守りや御札の類も売っているのでオススメです。あと注意点は秩父鉄道は途中から逆側に走り出しますのでご注意ください(笑)
山頂の空気はとても清々しかったです。 皆さんもぜひ行ってみてください。