東京の住みやすさ

西新井駅の住みやすさは? 家賃・治安・交通アクセス・住心地を数字で比較

東京都足立区にある西新井駅。やはり足立区ということで一番気になるのは治安でしょうか。この記事では西新井の最新の治安、家賃相場、交通アクセス、飲食環境などを具体的に掲載しました。これから引越しを考えている人、西新井がどんな街か気になる人は参考にしてください。

西新井駅の住みやすさを徹底解説!

管理人の一言

足立区にある西新井駅。管理人もよく西新井には遊びに行っていました。アリオもあって、カフェもあり、駅前にはドン・キホーテや「しまむら」もあります。安く服やカーペットなどが買える「しまむら」は、意外に高田馬場とここぐらいしかないので重宝しました。

ぶらっと街歩きしてみた印象は、歩道が広くて歩きやすい。公園も多く、さわやかな印象です。足立区は治安が悪いと言われていますが、あれは自転車の窃盗が一位らしいです。歩いてみた限りでは、ファミリー層に人気がありそうな街という印象でした。

強いてあげるなら、駅前は駐車してある自転車でごちゃごちゃしていたこと。また駅前からかなり(20分くらい)離れると結構暗くなる印象でした。

しかし治安は歩いてみただけではわからないもの。ぜひ住んだことがある方はコメントや投稿フォームから感想をいただけると助かります。

また西新井は低地なので、水害に注意が必要です(後述します)。住む際はぜひハザードマップを参考にしてください。

西新井駅の特徴

  • 駅前は商業施設が充実し、生活に便利な下町エリア
  • 東武スカイツリーラインで都心アクセスも良好
  • 静かな住宅街と豊富な公園で子育て世代に人気
項目詳細情報
治安★★★☆☆昼は良好だが夜は飲み屋街で少し騒がしい
街の雰囲気★★★★★庶民的で賑やか、親しみやすく飾らない
生活の便利★★★★★大型スーパーや商店街もあり非常に便利
アクセス★★★★☆JR各線利用可能で都心へのアクセス抜群
家賃コスパ★★★☆☆都心近接エリアでは比較的手頃
お散歩適正★★★★☆公園や荒川河川敷はあるが自然豊か
飲食の充実度★★★★★居酒屋や飲食店が多く安くて美味しい店が多い
人の層★★★★☆幅広い層が混在、庶民的でフレンドリー

西新井駅の住みやすさをデータで解説

家賃相場(間取り別)

23区平均より家賃相場は低め

西新井駅周辺の賃貸家賃相場は23区平均より低めで、間取り別の平均月額家賃は以下のとおりです、
ワンルーム~1DKの単身向けは7万円台後半と手頃で、ファミリー向け広めの物件でも15万円前後に収まっています(23区平均の約6~7割程度の水準)

間取り平均家賃
ワンルーム約6.4万円
1K約8.2万円
1DK約7.7万円
1LDK約11.6万円
2DK約7.5万円
2LDK約15.6万円
3LDK以上16万円前後(3LDK平均16.2万円)

参照元:2024年10月時点。https://suumo.jp

上記は徒歩20分圏内物件の平均で、築年数などにより変動します。西新井の家賃相場はどの間取りも23区平均より3~4割安く(例えば1K・1R・1DK平均7.4万円は東京平均の約0.73倍)、広い間取りほど割安感が大きい傾向です。

治安

西新井駅周辺は足立区内でも特に治安が良い場所として定評あり

駅近くに西新井警察署が移転(徒歩10分ほど)しており、交番警官やパトカーの巡回が昼夜問わず行われているため犯罪件数が少なく、女性の一人暮らしでも安心できる環境です。

実際、警視庁統計によると西新井駅周辺の2022年刑法犯認知件数は26件(犯罪発生率0.07%)と区平均(0.15%)に比べてかなり低く2019年以降犯罪が大幅減少しています。例えば区全体の刑法犯認知件数は2019年4,764件から2020年3,693件へと前年比▲22.5%の大幅減となり、戦後最少を更新しています。近年やや増減はあるものの、長期的には減少傾向です。

一方で西新井駅前には繁華街や飲食店もあるため、夜間は賑わいます。駅から離れ住宅街に入ると高齢者が多いエリアもあり、夜は人通りが少なくなるケースもあります。遅い帰宅が多い場合は、物件選びの際に昼夜の雰囲気を確認しておくことが大切です。総じて、西新井周辺の治安は区内でも良好な水準であり、警察や地域の見守りも手厚いエリアと言えます。

項目詳細・データ備考
治安レベル足立区内でも特に良好西新井警察署が徒歩10分圏内に移転。交番やパトカーの巡回あり
犯罪件数(西新井駅周辺・2022年)26件犯罪発生率0.07%(区平均0.15%の約半分)
犯罪件数の推移(足立区全体)大幅減少傾向2019年: 4,764件 → 2020年: 3,693件(前年比▲22.5%)
夜間の状況駅前は繁華街で賑わう駅から離れた住宅街では夜間人通りが少ないエリアもあり
注意点夜遅い帰宅の場合、昼夜の雰囲気確認推奨特に住宅街の物件選び時には注意

西新井周辺は、足立区内で治安が非常に良好であり、女性の一人暮らしでも比較的安心できる環境です。

交通アクセス

都心東側は速い、西側は乗換え勝負

西新井駅は複数路線が乗り入れていて、主要駅へのアクセスが良好。
東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の急行停車駅であり、東京メトロ日比谷線・半蔵門線の直通電車も利用できます。目的地によって経路は異なりますが、おおむね乗換1~2回・所要20~60分程度で主要ターミナルに到着します。主なアクセスは以下のとおりです。

目的地所要時間乗換回数主な経路備考
上野駅約20分0~1回日比谷線直通で乗換なし、または北千住でJR常磐線に乗換え北千住経由は混雑回避可能
東京駅約30分1回日比谷線直通→秋葉原でJR乗換、または半蔵門線直通→大手町乗換時間帯問わずほぼ30分
新宿駅約50~75分1~2回日比谷線直通→秋葉原でJR総武線各停(約75分)、またはJR中央線快速乗換(約50分)中央線快速経路は乗換2回(御茶ノ水経由)
渋谷駅約55~60分0~1回半蔵門線直通の急行(乗換なし)、または日比谷線直通→秋葉原でJR山手線急行は時間帯により本数限定
池袋駅約35~50分1~2回北千住→西日暮里経由(約35分、乗換2回)、半蔵門線直通→大手町乗換(約50分、乗換1回)最短は千代田線・山手線利用
品川駅約35~40分1回日比谷線直通→秋葉原でJR京浜東北線・山手線乗換(約40分)、または北千住→上野東京ライン快速経由(約35分)上野東京ライン経由で最短

所要時間の目安: 上野:約17~20分、 大手町:約25分、 池袋駅:直通バスあり(乗換えなし)

  • 上野・秋葉原は乗換えなしの快適アクセス
  • 大手町は都心通勤の定番ルート
  • 渋谷・新宿は乗換え回数や電車の本数に注意が必要

必要に応じて、「目的地 × 通勤ルートの快適さ」で選ぶのがおすすめです。
通勤ピークの東武線は北千住まで超満員になる。西側勤務勢は「毎朝の乗換えが面倒」という口コミも多め。

買い物環境

西新井駅周辺は買い物の利便性が高く、大小の商業施設が充実しています。
西口方面には大型ショッピングモール「アリオ西新井」があり、約110の専門店が入るアリオモール、イトーヨーカドー西新井店、TOHOシネマズ西新井(シネコン)から構成されています。週末は家族連れで賑わい、日用品からファッション・飲食・映画まで一通り揃う便利な商業施設です。隣接する西新井さかえ公園で買ったものを食べたりと憩いも楽しめます

買い物スポット主な店舗・施設特徴・備考
アリオ西新井(西口)イトーヨーカドー西新井店、アリオモール(約110店)、TOHOシネマズ西新井日用品・ファッション・飲食・映画まで充実。週末は家族連れで賑わう
西新井トスカ(エキア西新井)(東口直結)サンドラッグ、ファストフード、衣料品店など駅直結で便利
パサージオ西新井(西口)まいばすけっと、書店、子育て支援施設子育て世帯向けのサービスが充実
イオン西新井店(周辺)イオン系列スーパー食料品・日用品が充実
西友 足立島根店(周辺)24時間営業スーパー24時間営業で利便性高
周辺スーパー(徒歩圏)イトーヨーカドー(アリオ内)、まいばすけっと(西新井駅西口店・パサージオ店)、マミーマート、東武ストア、オーケー、ライフ低価格スーパー(オーケー・ライフ)も利用可能
ドラッグストア・コンビニマツモトキヨシ、サンドラッグ、セブンイレブン、ファミリーマート徒歩5分以内に複数店舗
商店街・個人商店各種個人商店や商店街が点在チェーン店以外でお得に買い物可能

西新井駅周辺は大小の商業施設が充実しており、買い物の選択肢が多く、日常生活に非常に便利。物価も都心より安く、買い物環境は非常に良好です。

災害リスク

西新井駅周辺は低地に位置するため、水害と地震時の揺れに注意が必要です。

足立区全域が海抜ゼロメートル地帯を含む沖積低地で、地盤が軟らかく広範囲が人工的な盛土・埋立地で造成されています。このため地震の際は揺れが増幅されやすく、地盤の弱い場所では液状化現象が発生する可能性も指摘されています。区のハザードマップによれば、西新井周辺の想定震度は震度6強程度(首都直下地震想定時)で、特に水分を多く含む低地で液状化リスクがあるとされています。

実際、足立区の地震危険度調査では西新井栄町・本町などの一部が地域危険度ランク4(5段階中)となっており、これは区内でもやや高い部類です。これは木造住宅密集度や地盤などの要因によるもので、建物倒壊や延焼のリスクも含め総合評価されたものです。一方で区画整理が進んだ地域では道路幅が広く延焼しにくいなどの利点もあり、場所によって危険度は異なります。

災害リスクまとめ表

リスク種類詳細・特徴備考・対策
地震(揺れ・液状化)海抜ゼロメートル地帯のため地盤が軟弱で、地震時に揺れが増幅されやすい。液状化リスクあり。震度6強(首都直下地震想定)。耐震性の高い建物を選ぶ。液状化マップの確認が重要。
地震(建物倒壊・延焼)西新井栄町・本町など一部が「地域危険度ランク4(5段階中)」で、区内でもやや高リスク地域あり。区画整理済エリアは延焼リスクが低め。居住エリア選びが重要。
水害(洪水・内水氾濫)荒川・隅田川に囲まれ、全域で浸水リスクが高い。西新井駅周辺は最大浸水深5m超の想定区域。道路冠水(内水氾濫)にも注意。ハザードマップを確認し2階以上の居住や垂直避難先の確保を推奨。行政の防災対策(堤防強化等)も進展中。
高潮・土砂災害内陸部で高潮被害はほぼ想定なし。土砂災害のリスクもなし。特段の対策は不要。

水害(洪水・内水氾濫)リスク
荒川・隅田川など大河川に囲まれる足立区全体で非常に高い警戒が必要です。区が公表する洪水ハザードマップによれば、想定最大規模の豪雨で荒川が氾濫した場合、足立区内は全域が浸水想定区域となり得ます。特に低地の多い西新井周辺も最大浸水深5m以上に達し、浸水が2週間以上継続するエリアに含まれています。

これは最悪のケースですが、行政は住民にハザードマップを配布し避難場所の周知や防災意識啓発を進めています。また、荒川堤防が決壊しないよう国・都・区で治水対策も強化中です。西新井駅周辺では、大雨時に道路冠水しやすい低地もあるため、内水氾濫(下水処理能力超過による浸水)にも注意が呼びかけられています。

風水害以外のリスク
足立区は海抜が低いことから台風時の高潮の心配もわずかにありますが、西新井は内陸のため直接的な高潮被害は想定されていません(区南部の荒川沿い地域が主)。土砂災害については周辺に崖地や丘陵がなく、リスクは皆無です。

総合評価:
西新井エリアの災害リスクは「地盤の軟弱さによる地震時の揺れ・液状化」と「低地ゆえの水害」が二大リスクです。対策として、耐震性の高い住宅を選ぶ、ハザードマップで浸水想定を確認し2階以上に住む、水害時の垂直避難先を確保する、といった備えが推奨されます。幸い西新井病院が災害拠点病院であり、地域の防災公園(西新井本町公園など)も整備されているため、行政・地域ぐるみで減災に取り組んでいます。日頃から防災意識を持ち、区の「あだち防災マップ&ガイド」等を活用していただきたいと思います。

対策のポイント

  • 耐震性の高い住宅を選ぶ
  • ハザードマップで浸水区域・避難場所を事前確認する
  • 垂直避難先の確保(2階以上推奨)
  • 地域の防災施設を活用(災害拠点病院:西新井病院、防災公園:西新井本町公園)
  • 区が配布する「あだち防災マップ&ガイド」を活用

西新井周辺の主な災害リスクは「地震時の揺れ・液状化」と「低地での水害」の二点です。区や行政による防災体制が整備されているため、適切な事前準備と日常的な防災意識があれば安心して暮らせるエリアです

騒音と環境

西新井駅周辺は都市的な利便性が高い一方で、幹線道路や鉄道に近いエリアでは騒音・振動対策が必要です。以下に、環境面の特徴を分かりやすく整理しました。

交通騒音・振動の状況

項目状況備考
幹線道路(環七通り)騒音・振動大大型トラック通過時に床が揺れるという住民の声あり。夜間も緊急車両が頻繁に通る。
鉄道(東武スカイツリーライン・大師線)騒音・警報音あり西新井駅は地上駅で、踏切の警報音や電車通過時の騒音が聞こえる。

線路沿い物件では遮音サッシの採用など防音対策を施した建物が多い。幹線道路沿いの木造住宅は特に注意が必要。

  • 「窓を閉めても騒音がかなり感じられる」
  • 「次第に慣れる。窓を開けて寝ても平気になった」
  • 「街灯が明るく夜景が綺麗で安心感がある」

西新井エリア物件選びのポイント

  • 幹線道路や線路からの距離を考慮する。
  • 防音対策がされた物件を検討する。
  • 利便性と静けさのバランスを重視する。

西新井は「都市的な利便性」と「下町的な落ち着き」が同居するエリアであり、自分のライフスタイルに合った物件選びが重要です。

公園と自然環境

西新井さかえ公園

都会の真ん中に1ヘクタール級の芝生

駅西口の西新井さかえ公園は1万㎡超の芝生広場を持ち、転落防止柵付きブランコや清潔トイレで乳幼児連れに人気。少し足を延ばせば舎人公園や荒川河川敷でBBQ・ジョギングも。口コミでは「大型モールの買い出し→芝生でピクニック」が週末定番コースらしいです。

公園・緑地名場所特徴・設備利用シーン・備考
西新井公園駅東側(東武線沿い)遊具(ブランコ・滑り台)、広い芝生エリア、桜の名所地元住民の憩いの場。春は花見スポット
西新井さかえ公園駅西口(アリオ西新井隣接)幼児向け遊具(滑り台・砂場)、広々とした芝生、清潔なトイレ週末は家族連れに人気。小さい子供も安心
西新井みどり公園駅北西の住宅街ジョギングコース(360m)、健康器具、鉄棒・幅広い滑り台、桜の名所運動不足解消、ジョギングや散歩に最適
西新井本町公園アリオ西新井西側広場、防災設備地域の憩いと防災拠点を兼ね備えた新しい公園(2017年オープン)
西新井大師(總持寺)境内西新井大師(関東三大師の一つ)緑豊かな境内、石畳の大師参道、門前町の植栽静かな散策や自然観賞に最適な歴史的スポット

少し離れた大規模公園

公園名交通アクセス特徴・設備
舎人公園日暮里・舎人ライナーで2駅テニスコート(人工芝14面)、陸上競技場、野球場、BBQ広場、ドッグラン、自然林や池
鹿浜都市農業公園(荒川河川敷)駅西口よりバス約20分田畑、自然体験、環境教育型の公園

西新井駅に住むメリット・デメリット

西新井大師(總持寺)

写真は、西新井大師(總持寺)です。歴史ある寺院で、初詣や祭りの時期には多くの人で賑わいます。西新井駅周辺は、この西新井大師門前町の下町情緒と、大型商業施設や高層マンションが並ぶ新しい街並みが同居するエリアです。都心へのアクセスや生活利便性の高さから若い世代にも人気が高まっています。

西新井に住むメリット

買い物環境が充実し物価も安い

西新井駅西口すぐの大型商業施設「アリオ西新井」(イトーヨーカドー併設)。食品から映画館まで揃い、週末は家族連れで賑わいます。駅周辺には他にもイオンや複合商業施設パサージオ、西口のドン・キホーテなど大型店が集結しており、スーパー・ドラッグストアも多数点在します。「仕事帰りの買い物に便利」「近隣店同士の価格競争で物価が安い」との声もあり、日常の買い物には困りません。駅ビル内にも専門店街(トスカ・エキア)があり、飲食店や生活雑貨店が揃っています。

子育て支援・教育環境が整っている

足立区は子どもの医療費を高校生相当年齢まで助成する制度(マル乳・マル子・マル青医療証)を導入し、経済的サポートが手厚いです。認可保育園や幼稚園も多く点在し、保育コンシェルジュによる相談窓口や子育てサロンなど行政サービスも充実しています。地域の見守り活動が活発で、小児が安心して通学・遊べる公園(再開発で整備された西新井さかえ公園など)も揃い、子育て家庭には暮らしやすい環境といえます。駅徒歩圏内には体験型児童施設「ギャラクシティ」もあり、プラネタリウムや遊具で子どもが安価に楽しめるスポットとして人気です

家賃相場が低くコスパが高い

23区内では比較的賃貸料が安く、同じ間取りでも他エリアより数万円安いケースもあります。例えば1Kの家賃相場は約6.5万円(2024年3月時点)で都心部より割安であり、「アクセスが良いのに家賃が高く感じない」と住民から評価されています。広めの部屋を手頃な賃料で借りられるため、生活費を抑えたい単身者からファミリーまで経済的メリットが大きい地域です。

再開発による街の発展と資産価値向上の可能性

西新井駅の西口では大規模な再開発が進み、タワーマンション群や新しい商業施設が誕生して街がきれいに整備されました。これに伴い若い世代やファミリー層の流入が増え、「以前の足立区のイメージとは違う暮らしやすさを実感」との声もあります。23区の中では不動産価格が割安な穴場エリアで、中古戸建てが2,000万円台から購入可能とのデータもあり、将来的にも一定の需要が見込まれるため資産価値の安定性に期待が持てます。

下町の温かい雰囲気と地域コミュニティ

古くからの住民が多く、地域住民同士の繋がりが強い下町エリアです。一年を通じて西新井大師の祭礼や商店街のイベントなど地域行事も盛んで、街全体にアットホームでフレンドリーな雰囲気があります。近所付き合いがしやすく世代を超えた交流が生まれており、「夜は静かでゆっくり眠れる」「高齢者が多く近所同士のコミュニケーションがある」と満足する声も聞かれます

西新井に住むデメリット

都心西側(山手線方面)への通勤・通学がやや不便

西新井駅から利用できる鉄道路線は東武スカイツリーライン(伊勢崎線)と支線の東武大師線のみで、山手線沿線などへ行くには乗換えが必要です。例えば新宿駅や池袋駅へは2回の乗換えで約45~36分、渋谷駅へも2回乗換え約51分かかるなど、目的地によっては通勤・通学にやや時間と手間を要します。都心の勤務地が西側にある場合、毎日の移動負担は大きく感じられるかもしれません。

  • 路線が東武スカイツリーラインと東武大師線のみ。
  • 新宿駅・池袋駅・渋谷駅など西側エリアは乗換えが必要。
    新宿駅:約45分(2回乗換え)
    渋谷駅:約51分(2回乗換え)

朝夕ラッシュ時や休日の混雑

通勤・通学のピーク時には乗客が多く、東武線西新井駅のホームは急行停車駅である反面それほど広くないため、乗車待ちの行列が階段付近まで伸びることもあります。改札口の数も少なく、特に土日祝日はショッピングセンターに向かう家族連れで改札や階段周辺が混雑し、駅構内の移動にストレスを感じる場合があります。短時間でスムーズに移動したい人には、この混雑具合はデメリットと言えます。

夜間の治安や雰囲気に不安がある場所も

足立区という土地柄から治安のイメージを心配する声があり、特に夜は人通りが少なく街灯も少ない場所もあるため、女性の一人歩きには不安を感じるという意見もあります。実際に「夜の治安が良くないうえ道が暗い」と感じた居住者の声もありました。近年は警察署の設置や防犯パトロール強化で改善傾向にありますが、深夜の帰宅時などに怖さを感じる人もいるようです

地域イメージや資産価値への懸念

「足立区=治安が悪い」という根強いイメージから、ネット上の話題では西新井が「住みたくない街」と言われることもあり、住所のブランドイメージに不安を感じる人もいます。

実際には2023年の都内“住みたくない街ランキング”では西新井駅は圏外でしたが、山手線内側の人気エリアなどと比べると資産価値の面で劣勢なのは否めません。地価も23区内では低めに設定されており(一戸建てが2,000万円台で購入できる水準)、不動産の将来的な価格上昇は緩やかで、大幅な売却益を見込む投資には向かない可能性があります。もっとも、その分購入時の初期負担が小さく済むメリットでもあり、居住コストと資産価値安定性のバランスをどう考えるかがポイントと言えるでしょう。

西新井駅に住むメリット・デメリット

メリット

  • 治安が良好:足立区内でも特に犯罪発生率が低く、警察署や交番が近い
  • 買い物利便性が高い:アリオ西新井、パサージオ西新井、西新井トスカなど商業施設多数
  • 交通アクセスが良好:日比谷線・半蔵門線直通で上野・秋葉原・渋谷など都心主要駅に一本で行ける
  • 物価が安い:足立区特有の物価の安さ。特にスーパー・個人商店が割安
  • 子育て環境が整備: 保育園・学校、公園・子育て支援施設などが充実

デメリット

  • 部エリアの夜間の人通りが少ない:駅前から離れた住宅街では夜間は閑散としており、遅い帰宅時には注意
  • 都心の一部エリアへのアクセスがやや不便:新宿や池袋など一部主要駅へのアクセスに時間(約50分~75分)がかかる場合あり
  • 休日の混雑:商業施設が充実する分、週末や休日は人混みが多くなる
  • 繁華街エリアの騒音:駅周辺の繁華街エリアでは夜間に騒がしさがある

口コミ評判(実際の住人の声)

良い意見

「大型商業施設で何でもそろうから休日に遠出しなくなった」

良い意見

「駐車場1.2万円は神。車を持ちやすい都内なんて他にない」

悪い意見

「夜は人が少なくて女性の帰宅はタクシー頼み」

良い意見

「家賃が安いぶん部屋が広めな部屋に住むことが出来ます」

総合評価(まとめ)

西新井駅周辺は、アクセスの良さ・値段・広さ・利便性のバランスで“住コスパ”は23区トップクラス。
治安イメージと騒音・混雑を受け流せるなら、単身でもファミリーでも快適に根を張れる街です。買い物と子育てのしやすさを重視する人には特にフィットします。

一方、夜間の治安が心配なこと、そして交通アクセスは西側エリアへのアクセスが面倒といったデメリットが存在します。自身のライフスタイルに照らして検討してみていください。

  • この記事を書いた人

管理人

街歩きと観光が趣味。東京出身。子供の頃から引っ越しが多くいろいろな場所に住んだことがあります。火災保険の募集人資格あり。住みやすい場所を探して日々模索中。

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