MENU

東京23区でコスパの良い住居エリア・駅ランキングTOP5【2025年最新データ】

東京都23区内に職場がある方へ。家賃・治安・交通アクセス・静かさを総合的に評価した「コスパの良い住居エリアランキング」をご紹介します。単身者向けとファミリー向けに分けて、それぞれのおすすめエリアTOP5を数値で示し、分かりやすく表形式でまとめました。

目次

東京23区でコスパの良い住居エリアランキング

評価基準

今回のランキングでは、以下4つの指標を用いて総合的に評価しています。

  • 家賃(30%):各エリアの平均家賃相場を評価。安価なほど高評価。
  • 治安(30%):警視庁公表の犯罪発生率データを用い、低いほど治安が良く高評価。
  • アクセス(20%):主要ターミナル駅への所要時間で評価し、短時間であれば高評価。
  • 静かさ(20%):住宅地割合や騒音環境を評価し、住宅地の割合が高く騒音が少ないほど高評価。

単身者向けコスパランキングTOP5(区)

🏆 家賃相場が安いエリア TOP5(単身者向け)

順位エリア(区)家賃相場(単身)犯罪率主要駅へのアクセス静かさコスパ指数
1杉並区4.8万円0.386%新宿まで10分非常に良好94点
2練馬区6.8万円0.387%池袋まで20分良好90点
3葛飾区6.8万円0.514%大手町まで18分良好87点
4江戸川区6.5万円0.522%日本橋まで17分良好87点
5足立区6.7万円0.529%上野まで20分普通84点

第1位・・・杉並区

杉並区は、都内屈指の安価な家賃相場が特徴であり、特に単身者向けの1R〜1LDKで4.8万円というリーズナブルさが魅力です。治安面でも非常に良好で、犯罪発生率が23区内でも特に低いです。安心して暮らせる環境が整っています。交通の利便性も抜群、中央線を利用すれば新宿までわずか10分でアクセス可能。駅周辺から離れると静かな住宅街が広がり、落ち着いた生活を好む方に最適です。

第2位・・・練馬区

練馬区は、家賃が手頃な割に都心へのアクセスが便利。池袋までは20分と通勤・通学に非常に便利です。繁華街が少なく住宅地が中心のため、騒音や治安の心配も少なく、閑静な環境を求める方におすすめです。

第3位・・・葛飾区

葛飾区は下町の風情を残しつつ、家賃が6万円台とリーズナブル。都心へのアクセスも良好で大手町まで18分という近さです。地域コミュニティがしっかりしているため、単身生活でも安心して過ごせます。

第4位・・・江戸川区

江戸川区は公園や河川敷など自然環境が豊かで、都心の喧騒から程よく距離を置いた生活が送れます。日本橋まで17分と通勤も便利で、家賃相場も手頃。のんびり暮らしたい方には最適なエリアです。

第5位・・・足立区

足立区は家賃の安さが最大の魅力で、都内屈指の庶民的なエリアです。治安面の課題はあるものの、地域の防犯対策が強化され改善傾向にあり、上野まで20分とアクセスも良好です。

家賃相場が安い駅 TOP5(単身者向け)

区で言われてもよくわからない。駅で見てみようということで。こちらが「駅」単位で見た、東京23区内で単身者向けの家賃が安いTOP5駅です。SUUMOなどの最新データをもとに、1R~1DKの家賃相場を整理しています。

🏆 家賃相場が安い駅 TOP5(単身者向け)

※家賃相場はLIFULL HOME’S/アットホーム/SUUMO等のデータを総合したおおよその目安です。

順位駅名家賃相場(1R〜1DK)路線情報・特徴
1上井草杉並区6.5万円西武新宿線23区最安水準。商店街・スーパー充実、駅近く高架化計画中
2江戸川江戸川区6.6万円京成本線河川・自然環境あり。日暮里乗換→山手線利用可
3梶原北区6.6万円都電荒川線下町情緒。王子駅へ直結で利便性◎
4堀切足立区6.83万円東武伊勢崎線(東武スカイツリー線)足立区内で複数駅ランクイン。通勤も比較的アクセス良好
5篠崎江戸川区6.88万円都営新宿線江戸川区の別エリア。23区相場突破せず安さキープ

第1位・・・上井草(杉並区)

23区単身者向け最安駅。家賃6.5万円ながら、スーパー・飲食店など生活利便性も高く、将来的に街の整備(高架化)による+αの住みやすさも期待できます。

第2位・・・江戸川(江戸川区)

自然環境が近く、落ち着いた住環境。通勤は日暮里で山手線への乗換が可能で、意外と都心へのアクセスも良好 。

第3位・・・梶原(北区)

都電荒川線の駅で、どことなく下町情緒。王子駅へ近く、JRや地下鉄へのアクセスがスムーズ。

第4位・・・堀切(足立区)

足立区は家賃が安いエリアが多く、堀切駅はその代表格。家賃6.8万円台ながら都心アクセスも悪くない点が魅力です。

第5位・・・篠崎(江戸川区)

都営新宿線沿線。江戸川区の南部ながら家賃はお手頃。江戸川区の別エリア。23区相場突破せず、住みやす価格帯をキープ。

エリアコスパよい地域(単身者向け) 総括

23区内で“最安クラス”の住居を探すなら、この5エリアと5駅がコスパに優れています。中でも上井草駅は杉並区でありながら家賃は最安レベル。商業利便性・将来性ともに魅力的です。家賃だけでなく、自分の通勤経路や生活スタイルにも照らし合わせながら、気になる駅をピックアップしてみてください。

ファミリー向け! コスパランキングエリアTOP5(2LDK以上想定)

🏆 家賃相場が安いエリア TOP5(ファミリー向け)

※家賃相場はLIFULL HOME’S/アットホーム/SUUMO等のデータを総合したおおよその目安です。

順位順位家賃相場(ファミリー)犯罪率主要駅へのアクセス静かさコスパ指数
1杉並区9.4万円0.386%新宿まで15分非常に良好92点
2練馬区14.1万円0.387%池袋まで15分良好88点
3江戸川区13.7万円0.522%東京まで30分良好85点
4葛飾区13.8万円0.514%上野まで20分良好84点
5調布市(参考)13.0万円少ない新宿まで18分非常に良好90点

第1位・・・杉並区

杉並区は文教エリアとしてファミリー層に非常に人気があります。閑静な住宅街が多く、高い治安レベルを維持しているため、小さなお子様がいる家庭でも安心して暮らせます。交通アクセスも新宿まで15分と便利で、都心通勤者にも最適です。

第2位・・・練馬区

練馬区は広々とした公園が多く、自然環境が非常に豊かで子育てに理想的なエリアです。池袋へ15分という交通の利便性と、安心できる治安環境を併せ持ち、家族での落ち着いた生活を送れます。

第3位・・・江戸川区

江戸川区は、子育て支援が充実し、ファミリー層の居住割合が高いエリアです。河川敷や公園が点在し、自然豊かな環境の中で子育てができます。東京駅まで約30分で通勤も快適であり、家賃相場も比較的リーズナブルです。

第4位・・・葛飾区

葛飾区は下町情緒あふれる人情味のある地域で、地域コミュニティが活発で安心感があります。治安は平均的ながらも、家賃が手頃で、都心へのアクセスも良好なため、ファミリー世帯に人気です。

第5位・・・足立区

足立区はファミリー向けの家賃が抑えめで庶民的な暮らしやすさがあります。治安面では若干注意が必要ですが、防犯対策が進み改善傾向にあり、上野まで20分のアクセスも魅力です。

ファミリー向け家賃が安い駅 TOP5(23区内・2LDK想定)

区で言われてもよくわからない・・というわけで。ファミリー向け(2LDK~3LDK想定)で家賃が安く通勤にも便利な駅ランキングTOP5をご紹介します。都心主要駅まで40分以内、家族でも住みやすい駅です。

🏆 ファミリー向け家賃が安い駅 TOP5(23区内・2LDK想定)

※家賃相場はLIFULL HOME’S/アットホーム/SUUMO等のデータを総合したおおよその目安です。

順位駅名家賃相場(2LDK)路線特徴
1葛西江戸川区約13.5万円東京メトロ東西線スーパー・商業充実、駅高架下整備で歩行利便◎
2大泉学園練馬区約14.4万円西武池袋線駅周辺施設充実、自然と文化が調和したファミリー向けエリア
3千歳烏山世田谷区約17.4万円京王線商店街充実の落ち着いた住宅街、アクセスも良好
4馬込大田区約22.8万円都営浅草線城南エリアで比較的安い、ファミリー人気あり
5立会川品川区約22.8万円京急本線品川区ながら家賃抑えめでファミリーに人気

第1位・・・葛西駅(江戸川区)

2LDK平均13.5万円前後23区内ではトップクラスのリーズナブルさ。東京メトロ東西線で大手町まで直通、駅高架下に商業施設とスーパーが揃い、子育て世帯にも便利な環境です。

第2位・・・大泉学園駅(練馬区)

家族向けでは14.4万円程度。駅周辺に商業施設・飲食店・公園が充実し、西武池袋線で池袋まで約15分。文化と自然が調和した住みやすい街です 。

第3位・・・千歳烏山駅(世田谷区)

相場は約17.4万円。商店街が活気あり、治安も良好。京王線で新宿へ直通、アクセスと住環境のバランスが取れています 。

第3位・・・馬込駅(大田区)

城南エリアながら2LDK相場22.8万円と抑えめ。都営浅草線で都心・羽田へのアクセスも良く、ファミリー層に人気の穴場です。

第5位・・・ 立会川駅(品川区)

同じく城南エリアで家賃22.8万円程度。京急本線で品川・横浜方面にもアクセスしやすく、商業利便性が高い割に相場が控えめです 。

✅ 結論:杉並区の家賃が「意外とお得」に見える理由は?

杉並区は本当に家賃が安いのか?

というわけで、単身者向けでもファミリー向けでもコスパが良い1位に選ばれた杉並区。しかし「高級エリア」と言われてる杉並区が「家賃相場が安い」というのは意外ではなかったですか? 実際には家賃相場がそれほど高くない理由を、最新データをもとに詳しく解説します。

杉並区の家賃が意外と安い理由【まとめ表】

杉並区の家賃相場が意外と手頃な理由を、以下のように分かりやすく整理しました。

理由詳細な理由具体的な例
エリア内格差が大きい高級住宅街と安価な地域が共存浜田山(高級・戸建て中心):2LDK以上20万円超
上井草・井荻(庶民派・駅近):6〜8万円台
物件構造の多様性木造アパート等の安価物件多数低層木造アパート:駅から少し離れた住宅街で5〜6万円台
賃料の坪単価での割安感面積あたりの単価で比較するとリーズナブル広い物件ほど相場より割安になる傾向(㎡単価は他区より低い場合あり)
戸建て住宅中心のエリア構成戸建て住宅が多く、マンションが比較的少ないため、地域によっては競争が起きにくい久我山、浜田山など一戸建てエリア:地価は高いが賃貸物件が限られるため平均家賃が安くなりやすい

杉並区の家賃相場が安い理由

杉並区の家賃相場は「実際のところ安くはないが高くもない」

杉並区の家賃相場は以外と高くありません。LIFULL HOME’Sによると、2025年5月時点でワンルーム・1K・1DKの平均は9.14万円 出典:https://www.homes.co.jp/cont/money/money_00186/?utm_source=chatgpt.com)一方で、千代田区や港区など都心5区の物件は12〜13万円台が普通 。条件にもよりますが、実際のところ杉並区は「都内の一等地ほど高額ではないものの、お手頃ではない中間地点」という位置です。

家賃の高いところと安いところがある

杉並区内には、高級住宅街として知られる浜田山や久我山のような地域もあり、2LDK以上で20万円超の物件もありますが、一方で、上井草・井荻など西武新宿線沿線の駅近エリアでは家賃相場が6〜8万円台とかなり抑えめ。この格差により、区全体平均では中庸な価格が出ています。

構造的条件が家賃を押し下げる

杉並区の駅は閑静な住宅街に位置することが多い一方、駅から少し歩けば低層木造アパートも多く建っていて、賃料が比較的抑えられやすい構造です 。マンションより木造アパートの方が建設コストが低く、家賃も安めに設定されがちです。

“高級エリア”=戸建て中心のゾーンのこと

高円寺・阿佐谷・西荻窪などの中央線沿線は、商店街や文化イベントが活発なエリア。一方、久我山・浜田山・永福など一戸建てが多い住宅地では、「高級感=戸建ての造りや緑の量」の意味で, 地価は高いけど賃貸市場では大手賃貸マンションが少ない。→ 賃料に街の“ブランド”より物件構造や立地が反映されやすい構造です。


【杉並区家賃相場の実態(2025年最新データ)】

エリア家賃相場(1R〜1LDK)家賃相場(2LDK〜3LDK)特徴
高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪(中央線沿線)8〜10万円前後14〜20万円前後商業施設充実・交通アクセス抜群
上井草・井荻(西武新宿線沿線)6〜8万円前後10〜14万円前後閑静な住宅街・家賃手頃
浜田山・久我山・永福(京王井の頭線沿線)9〜12万円前後18〜25万円以上高級戸建て住宅街・環境良好

つまり、「高級エリア」というイメージはあっても、賃貸市場では選ぶ場所次第で家賃を相当抑えられるのが杉並区の実態です。

結論:杉並区の家賃が安いイメージの正体

杉並区は「高級」「住みやすい」というブランドイメージを持つエリアですが、実際の賃貸市場では幅広い家賃帯の物件があり、駅選びと建物の種類次第で割安に住める地域でもあります。

杉並区の家賃が安く感じるのは、エリアごとの格差や、住宅構造(木造アパートなど)の多様性、そして物件の広さによる坪単価の割安感が背景にあります。一概に「高級エリア=高家賃」ではなく、エリアと物件タイプを選べば、非常にリーズナブルに住めるエリアなのです。

「高級=高家賃」という単純な図式ではなく、「どの駅か・どんな物件か」で見た方が現実に即した判断ができるエリアです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回のランキングは、ファミリー向けと単身者向けにわけてコスパの良い地域・駅ランキングを紹介しました。家賃と治安を重視しつつ、アクセスや環境も含めて総合的に評価しています。特に杉並区がコスパの良い地域としてあがっています。自身のライフスタイルや家族構成に合わせて、安心して暮らせるエリア選びの参考にしてください。

データ出典:DOOR賃貸、警視庁犯罪統計、LIFULL HOME’Sなど(2024〜2025年時点)。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

東京生まれ。住みやすい場所を日々探しています。

目次